◆◆推薦文◆◆
聖書キリスト教会 東京教会牧師 尾山清仁・キャシー
この本が地引網出版から邦訳出版される予定であるとことを一年ほど前にお聞きし、心から喜んだのを思い出します。『境界線』が翻訳された時もそうでしたが、これらの書物は今の日本にとって絶対に必要なものです。現在世界中で用いられているタウンゼント&クラウド両博士の代表作を、地引網出版が続けて素晴らしい翻訳で出版してくださったことに、心から感謝しています。
特に、このたび出版される『クリスチャンの成長を阻む12の誤解』は、日本のクリスチャンにとって目からうろこの落ちるような、衝撃的書物となることでしょう。本書は、21世紀の健康な個人、そして教会のあり方に光を与えてくれる、とても貴重な一冊です。日本のクリスチャンのため、そして聖書を学ぼうとしておられる方々にとって大いに助けとなるはずです。
著者は、キリスト教界のなかで一般的に受け入れられてきた幾つかの教えが実は聖書の教えとは似て非なるものであり、信仰を成長させるよりもむしろ阻む要因になってきたという事実を鋭く見抜きます。そしてそれを、深くバランスの取れた聖書釈義によって一つひとつ論破していきます。両氏の豊富な経験と分かりやすい論証には説得力があり、いつの間にか引き込まれてしまいます。読む者は、思わず自分の問題と重ね合わせ、気が付くと「なるほど!」とうなずいているのです。
私たち夫婦は、日本とアメリカという違いはありましたが、ともにクリスチャンホームに育ちました。そしてその中でクリスチャンの常識やクリスチャン的考え方、あるいはアプローチといったものを身につけてきたわけですが、本書を読み、それらの事柄の多くが、実は聖書が伝えようとしていたものとは異なっていたことに気づかされました。これまで自分たちにとってどうも納得のいかなかったことが、本書によって明確にされたのです。
この書物の中では、私たちがしばしば勘違いする代表的なもの12例が挙げられています。これらの12の誤解は、私たちの心が解放され、健康にされていくために必要な真理が歪められた形で見え隠れしているので、真理らしく見えるのです。その中には、「神がいれば人はいらない」「過去を振り返るのはやめよう」「罪悪感と恥は私の益になる」といった一見正しく思えるものがあります。著者は、こうした思い込みについて、聖書全体から、その教えの問題点はどこにあるのか、そして聖書が意図する真意は何なのかを正しく説明していくのです。
また、これらの12の誤解は、単に人がよく間違えるという意味において代表的というだけでなく、聖書の教えるクリスチャンライフ、特にクリスチャンが健全に成長していく上で欠かせない重要な視点を再認識させてくれるものでもあります。教会やスモールグループにおいて一緒に取り組んでいく時、さらに深い理解が与えられ、また教会の健康を回復させてくれる良い機会ともなるでしょう。
ここで取り扱われている12の誤解は、重箱の隅を突っつくような議論や詭弁ではなく、私たちのクリスチャン生活と健全な成長に密接に関わる大切なものです。大いに期待して読み進まれることをお勧めします。
この書を手にされた皆さんにとって、この本が人生を健全に成長させていくために役立つ最高の一冊となることを心からお祈りしています。健康な人生を志されるあなたが、今与えられた貴重な時間を費やして読むに値する一冊だと確信しています。
神様の豊かな祝福がありますように。