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インスピレーション

予防注射 

診察室の扉が開いて看護婦が注射器を2本もって入って来た。 エミは私にしがみついて縮こまる。

「注射するの? ふたつもするの? 痛いでしょう! やめてぇ!」泣きながら私に訴える。 

「予防注射だからしないといけないのよ。」

4才のエミには説明するだけ無駄だった。予防注射の意味など彼女の理解を超えていて、とうていわかりはしない。エミにわかったのは、ニコニコと近づいてくる看護婦さんの手には長い針がついた2本の注射器があり、自分の腕に今まさにその針が情け容赦なく突き立てられようとしているということだけ。泣いて暴れる娘を膝の上に抱き、全力で抑えつけなくてはならない私の胸は痛んだ。 彼女の気持ちがよくわかった。ママを信じて病院までついてきたのに、私を守ってくれるはずのママがそばにいるのに、どうしてこんな怖い目にあわなくてはならないの? どうしてママは私を看護婦さんから守ってくれないの? ママはもう私のことを好きではないの?

仕事を終えた看護婦は何事もなかったかのように診察室を出ていった。残されたエミと私は、診察台の上にすわったまま、二人で抱きあって泣いた。 エミが泣き止むまで、私も愛しい娘を抱きしめて、一緒に泣いた。

しばらくするとエミは泣き止んで、おうちに帰ると言った。私はエミを診察台の上から抱き上げて降ろし、二人でしっかりと手をつないで診察室を後にした。帰りにデイリークイーンによって一緒にソフトクリームを食べた。

私はイエス様を私の救い主(キリスト)、また主として信じている。それは私がこの人生において、神様を信じて神様が私を導いて下さる所どこへでもついていく、ということでもある。けれども時にはびっくりするような恐ろしいことが私を待ち受けていることがある。 

神様を信じていたのに! 神様はどこにいるの? どうして私を助けてくれないの? もう私を見捨ててしまったの? 

私にはどうしても理解できないことにつきあたることがある。 でもそんな時、神様は私の痛みを共に感じて私のことを抱きしめていてくださっているのだと、自分が母親になって初めて理解できるようになった。私が通り抜けなければならない様々な試練、「なぜ?」といくら尋ねても、私の理解をはるかに超えているがために神様はあえて答えては下さらない。答えは得られないけれど、でもその痛みは私にとって必要なものなのだ。私という人間が主の御腕の中で成長していくために、栄光から栄光へとイエス様の似姿に変えられていくために。神様は私が一人でその試練を受けるようにと突き放したわけではない。私の痛みを共に感じつつ、私のことを抱きしめていて下さっているのだ。神様は「さっさと学べ!」「早く成長しろ!」といって私のことをせきたてたりなさらない。苦しみの中で私が泣きやむまで、もう立ち上がれますと言える時が来るまで、私と共に泣きながら待っていて下さるのだ。

主は仰せられた。
『まことに彼らはわたしの民、偽りのない子たちだ。』と。
 こうして、主は彼らの救い主になられた。
 彼らが苦しむときには、いつも主も苦しみ、ご自身の使いが彼らを救った。
 その愛とあわれみによって主は彼らを贖い、昔からずっと、彼らを背負い、
 抱いて来られた。
」      イザヤ書63章8、9節

(1995)

わたし(神)の目には、あなたは高価で尊い。わたしはあなたを愛している。」(イザヤ書43章4節)

聖書の中にはこのように書かれています。実は神様こそ究極の親ばかなのです。同じく聖書の中のゼパニヤ書というところでは「主(神)は喜びをもってあなたのことを楽しみ、その愛によって安らぎを与える。主は高らかに歌ってあなたのことを喜ばれる(3章17節)」とあります。神様は私たちの中に"Delight(喜び)"を見い出すといっておられるのです。

あなたは愛されている… YOU ARE LOVED!!

私のことなど愛してくれる人は誰もいない… もしあなたがそう思っておられるなら、そんなことは決してないのです。あなたはとってもとっても愛されているのです。

神は、実に、そのひとり子(イエス・キリスト)をお与えになったほどに、世を愛された。それは御子を信じる者が、ひとりとして滅びることなく、永遠のいのちを持つためである。(ヨハネによる福音書3章16節)」

イエス様ご自身もこのようにいっておられます。

わたしが来たのは、羊(人々)がいのちを得、またそれを豊かに持つためです(ヨハネ10章10節)」「…永遠のいのちとは、彼らが唯一まことの神であるあなたと、あなたの遣わされたイエス・キリストとを知ることです。(17章3節)」

イエス様が私たちに与えてくださるという豊かないのち、永遠のいのちとは
どうしたら受け取ることができるのでしょうか。
興味がある方は、是非この 子羊をクリックしてください。

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(c) 1998, 2002 Sachi Nakamura