ホーム日記はちこの日記(リバイバル新聞)四月

4月×日  エル・シャダイ

今夜の集会の間、私は乳幼児室の当番だった。                    
  
「この子は母乳しか飲まないので、もしも泣き出して手がつけられなくなったら私を呼んでね」そう言い残してアイリーンが生後一ヶ月足らずの赤ちゃん、ベスを預けていった。 初めのうちは寝ていたのでよかったが、目を覚ましてしまってからが大変。いつの間にか知らない人の腕に抱かれていたことがショックだったらしく、ベスは顔を真っ赤にし、身体をひきつらせながら物凄い勢いで泣き始めた。ユラユラしてもだめ、歌ってもだめ、こうなるともう、ちょっとやそっとのことでは泣き止まないのは私もよく知っている。仕方なくお母さんの呼び出しボタンを押すと、アイリーンが間もなくやってきた。

憤怒痙攣でも起こしそうなベスを抱きとると、彼女は部屋の隅のロッキングチェアに腰かけ、すぐさまベスにおっぱいをあげ始めた。 ママのおっぱいの威力は抜群。ベスはピタリと泣き止み無我夢中で吸い付いている。

「エル・シャダイ」 私はふと神様のこのお名前を思いだした。神様には「アドナイ」とか、「エロヒム」とか、「ジェホバ」とか、いろいろなお名前があり、その一つ一つが神様がどのようなお方であるのか私たちに現わしているのだけれど、この「エル・シャダイ」という名前の語源は「女性の胸」、さしずめ「おっぱい」という意味なのだそうだ。「エル」というのは「力強い」という意味らしいので、「エル・シャダイ」は「力強いおっぱい」だ。 神様が私たちにとって「力強いおっぱい」なるお方であるとは是如何に?   

あぁ、私は子供3人を母乳で育てたからよくわかる。今夜のベスの様子からも、よくわかる。母乳には赤ちゃんにとって必要な栄養が全て含まれている。しかも驚くべきことに、母乳は赤ちゃんが吸えば吸うほど、ますます出てくる。決して尽きることがない。 赤ちゃんにとって、ママのおっぱいは栄養の源であるだけでなく、安心を与えてくれるもの、喜びを与えてくれるもの、慰めを与えてくれるもの、満足感を与えてくれるもの・・・ しかも決して足りなくなることはないのだ!

「エル・シャダイ」は、英語では「God Almighty(全能の神)」または「The All-Sufficient One」と訳されている。 All-Sufficientとは「これさえあれば十分、他には何もいらない」というような意味だ。つまり神様は私たちにとって、この方さえいらっしゃれば他には何もいらないという存在であることを示している。まさに赤ちゃんにとってのママのおっぱいではないか! 

神様こそ信じる者全てにとって祝福の源、豊かさの源、実りの源。たとえ私たちの世界がどんなに音をたてて崩れ落ちていきそうに思えても、神様の御元に飛び込み無我夢中で神様にしがみつくのなら、そこには私たちにとって必要なもの全てがある。神様が私たちに与えてくださった約束がどんなに不可能なものに思えても、エル・シャダイにはその約束を実現するために必要な全てのものが、御自身のなかに尽きることなくすでに存在しているのだ。ママのおっぱいが赤ちゃんのお腹を満たすように、エル・シャダイは私たちの魂を、霊を、また人生を、豊かに豊かに満たしてくださるお方なのだ! ハレルヤ!                           

ママのおっぱいに吸い付きながら、いつの間にか眠ってしまったベスの隣で、こんなことを考えながらウルウルしていた今夜の私であった。

NEXT

TOP

4gzus@nakamurafamily.net