ホーム日記ケンブリッジ日記番外編:フランス旅行記

はちこのケンブリッジ日記

番外編:フランス旅行記(6/2002)

6/4(火)

朝8時過ぎ頃出発。電車とタクシーを乗り継いでヒースロー空港まで。ヒースローからドゴール空港まではわずか一時間ほどなのに、目的地に着くまでその前後が随分長かった。特にパリに着いてからはレンタカーしてブルターニュ地方のドル・ドゥ・ブルターニュという田舎町のキャンプ場まで行ったのだが、これが大変。ヨーロッパの車はマニュアル車が主流だけれど、ぼぼるパパはアメリカでずっとオートマ車を運転していた。だからマニュアル車のコツをすっかり忘れていて、まずレンタカー会社の駐車場を出るまでにおたおた。発進しようとするたびにブルブルガックンとエンストしてしまう。

「あなた、半クラッチ、半クラッチよ!」私が突然思い出して叫ぶ。

「おお、そうか、そんなのすっかり忘れていたよ。」

ようやくそろそろと出発。しかし駐車場の外はすでにラッシュ時にさしかからんとするパリ郊外で交通量は多い。アメリカと同じ左ハンドルなのは幸いだったけれど、それでも右手にギヤを握るパパは心細そうな表情。私はこの時ほど「もう止めようよ」と言って車から降りてしまいたくなったことはない。

道路に出ても、今度は方角が今ひとつよくわからない。しかも標識やサインは全てフランス語。レンタカー会社からもらったパリ近郊の地図を睨みながら「何だかよくわかんないよー!」と叫ぶ私。そんなこんなで道に迷うこと数度。誰かに聞きたくても、フランス語ではおいそれと聞くことも出来ない。結局パリの北西にあるドゴール空港からパリ市街の回りをぐるっと迂回して反対側にある目指す高速道路に出るまでに一時間半もかかってしまった。モンサンミッシェルの少し先にある目的地のドル・ドゥ・ブルターニュに到着したのはさらに約4時間後の夜の10時近くだった。子供たちは文句も言わず、本当によく我慢してくれた。

キャンプ場に到着するとそこはいかにも楽しそうなところで、プールあり、ゴルフ場あり、馬小屋あり、テニスやバスケットコートあり、公園あり、レストランあり… 子供たちは歓声をあげる。(ヨーロッパは日が暮れるのが遅く、10時近くでもまだ明るかった。)はやる気持ちを押さえつつ、とにかくチェックインして私たちが使うキャラバン(常設のキャンピングカー)に落ち着いた。キャンピングカーとはいえ電気ガス水道、シャワー、トイレ完備でとても快適。小さい子供たちがいる私たちにはこういうのが気楽でいい。子供たちは狭い空間にベッドが三つ(うち二つは二段ベッド)ある部屋にもぐり込み、まるで修学旅行のごとく遅くまでクスクスと笑ったりおしゃべりしていた。

6/5(水)

午前中はあいにくの雨。しかしこのキャンプ場では毎日、年令別の子供クラブが運営されていて、雨天でもアクティビティをやっているというので子供たちをそれぞれの場所に連れて行った。同年代の子供たちと一緒に(ほとんどがイギリス人で、全員英語)大きなテントのなかでゲームをしたり工作をしたりしたらしい。私とパパとケンはキャラバンでのんびり。昼になって子供たちが戻って来ると、簡単な昼食をとってから車で30分くらいのところにあるサン・マロのハイパーマーケット(ショッピングモールのこと)まで食料などの買い出しへ。しかしこの時も道に迷って一時間近くかかってしまった。(^_^;

夕方キャンプ場に戻って来るまでには雨もあがり、エミとみんは再び子供クラブのアクティビティに参加。このクラブが毎日午前と午後に運営されていたおかげで、子供たちは友達もたくさんできて大変よかった。ま〜やはパパと二人でボート乗り。

夕食はサンマロのスーパー(ハイパー? アイパー?)で買ってきたパエヤ。フランスはスーパーのデリのコーナーで売っているものもものすごく豪華絢爛。そのままフレンチレストランで出てきそうなものばかり。各種テリーヌとか、コキールとか、名前はわからないけれどめちゃ美味しそうなものとか。冷凍食品のコーナーにいってもエスカルゴが12粒で2ユーロ弱(250円弱)で売っていた。乳製品のコーナーではプリンやクレーム・ブリュレとかがずらりと並び、これがまた安い! 私はブリュレにかなりはまりました。買い込んで、子供たちが寝静まったあとパパと二人でほとんど毎晩のように食べていた。(笑)

6/6(木)

雨という天気予報がはずれて快晴。(^_^)v 近隣のディナンという街で朝市があるというので再び車で出かける。今度は迷うこともなく、予定通り30分で到着。駐車場もすぐに見つかり難無く車をとめることが出来た。市はとても賑わっていて、入ってすぐのところで屋台を広げていたキャンディー屋さんの前で子供たちの足が留まる。「欲し〜い!」でも、ここで売っていたHalibuというキャンディはケンブリッジのスーパーでもどこでも売っているもので、少しも珍しくない。やめなさいよと私は止めたが、パパがいいじゃないかと甘い顔をしたため、買ってあげることになった。私は一〜二個ずつならしょうがないと思って子供たちをパパにまかせ、ケンのバギーを押しながらさらに先に進んで行った。しばらくすると後ろからパパの呼ぶ声。振り替えるとキャンディ屋の前でパパが手招きしている。どうしたのかと思ったら「お金が足りない」とパパ。ユーロ(ヨーロッパの通貨)はその時はたまたま私が持っていて、パパは小銭しかなかったらしい。「いくらなの?」「16ユーロ(2000円弱)」「えっ??」「16ユーロだよ!」「なんでそんなに沢山買うの? そんなにいらないわよ!」「もう遅いよ。早くお金を出して!」店員さんはニコニコしながらドッシリとキャンディが入った袋を二つ手に下げている。自分で好きなキャンディを選んで袋につめ、重さで値段が決まるものだったのだ。結局エミとみんとで1キロ以上ものキャンディを買った。歯に悪いのに。パパは好きなのを選んでいいぞ、と言ってしまった手前、引っ込みがつかなくなったらしい。私は呆れかえって、その後しばらく機嫌が悪かった。

市をしばらくブラブラした後は昼食。パパはどうしても「安くて美味しい」と噂のムール貝が食べたくて、ムール貝のあるレストランを探しながら私たちは旧市街地の方へと入っていった。ディナンは絵に描いたような中世の雰囲気が残っている古い街で、歩いているだけでわくわくする。古い時計台の近くにあるレストランのテラスに席を取り、パパはもちろんムール貝、私はハムと卵とマッシュルームのギャレット(甘くないクレープ)、エミはオムレツ、みんとま〜やはピザを食べた。(ところで、クレープというのはもともとフランスのなかでもブルターニュ地方が本場なんだそうな。)

昼食の後はまず時計台に上って景観を楽しんでから(実は足がすくんで楽しむどころではなかったが)、車でランス川のほとりにある小さな港へ移動。お天気に恵まれたおかげでとても気持ちがいい。ここでは小さな遊覧船で川下り(川上り?)。ガイドさんが「英語をしゃべる方は手を挙げて下さい」というと、ほとんど全員が手を挙げた。「フランス語の人は?」と聞くと、手を挙げたのはたった一人だけ。ガイドさんの英語は流暢だったけれど、フランス語なまりが強くて(finally をフィナリーと言ったり)、私にはあまりよくわからなかった。

夕食はキャンプに戻り、お天気がよかったのでパパと子供たちはプールへ。しかし天気がいいとはいえかなり寒かったらしい。私はその間に洗濯。みんながプールから戻るとバーベキュー。バーベキュー用にすでに串にささってマリネされた肉をいろいろ買ってきておいたのだが、そのなかに「なんとかde boef 」というのがあり、boefというのはビーフだろうと予想はついたが、その「なんとか」が何だかわからず適当に買ってみた。焼いて食べてみたらなんとモツだったので驚いたのだが、全然臭いがなくとても美味しかったのでもっと驚いた。

6/7(金)

午前中は子供たちは再び子供クラブ。パパはケンを連れて散歩。私はキャラバンの中を掃除してからひなたぼっこしながら読書。快適、快適。午後はテニスコートを予約しておいたのでエミとテニス。私はン十年ぶりだし、相手はエミなので全然続かなくて、コートのなかを随分走り回らされたけれど、それでも楽しかった。シカゴに帰ったらエミと二人でテニススクールにでも通おうかな。みんとま〜やはコートのすみっこでボールとラケットで遊んでいた。テニスの後はま〜やを連れてポニーライド。(エミとみんはテニス続行。)ま〜やが乗ったポニーは一番小さいやつ。「草を食べ始めたら最後、動かなくなってしまうので、草の方には行かせないように。もし言うことを聞かなかったら馬のお尻をペチンと叩いてください」といわれ、私は手綱を渡された。動き出すや否や、ポニーはいきなり脇道に反れ、草を食べ始めた。小さいくせに重くて力が強く、私はにっちもさっちもいかない。「コラ、コラ!」とお尻をひっぱたいているうちに、私は思わず「こら、ケンスケ!」と叫んでしまい、苦笑。ごめんね、ケンスケ、馬と一緒にしちゃって。(^^; ま〜やも最初のうちは上機嫌だったが途中でポニーが少し走ると、とたんに怯えて泣き出してしまい、結局すぐに降りてしまった。でも、係りの人になだめられ、ポニーをなでたりたてがみをブラッシングしたり、とりあえず楽しそうではあった。そのうちテニスに飽きたエミとみんも馬小屋にやってきて、みんなで馬たちと遊んだ。夕方から三人とも再び子供クラブ。夕食はまたまたバーベキュー。

この日の午後のぼぼるパパは、いきなりお腹をこわしてふとんにもぐっていた。多分疲れも出たのでしょう。

続きはまた。

(*この日記でリンクした各街に関するページは、個人旅行をされた方の『欧羅巴の旅』というホームページのなかのものです。)

6/8(土)

午前中は子供たちは例によって子供クラブ。子供クラブでは何をやっているかというと、サッカーやクリケット、バスケットボールのようなスポーツやオリエンテーリング、各種屋外ゲーム、フェイスペインティング、Tシャツデザイン、ディスコ等など。午後からはまず湖でペダルボートに乗った。それからミニチュアゴルフ。この頃からお天気が崩れどしゃぶりに。それでも雨宿りしながら外遊び続行。三時からはみんとエミがそれぞれポニーライドの予約を入れてあったので、雨のなかで馬に乗った。馬も人を見るらしく、私が手綱を握ったときは草ばっかり食べて全然進んでくれなかったのに、パパだと大丈夫だったのだから失礼な話だ。ケンも馬の顔をなでたりして、声をあげて笑っていた。馬って、間近で見るとまつげが長いのね。夕方からは再びサン・マロのハイパーマーケットへ。エミがパエヤを気に入ったので、もう一度パエヤを購入。(パエヤはスペイン料理だけど、この当たりは海辺の街だからシーフードが美味しいのだ。)他にもデリでいろいろ美味しそうなものを見つくろう。ヘタにレストランに入るよりはるかに安上がりで、かつ十分美味しいものが手に入るのだから嬉しい。いいなぁ、フランス。

キャンプに戻って夕食をとったあとは、子供たちはキャラバンで『モノポリー』を楽しんでいた。私とパパはガイドブックとにらめこしながらパリでの行動計画を練る。

6/9(日)

朝からあいにくの雨。教会へは行かず、昼食前にパパがリードして簡単に家族礼拝。子供たちはまた子供クラブ。この日はま〜やがフェイスペインティングをしてもらった。…が、これが大変な結果に。ま〜やはアトピー性皮膚炎で、肌がとても敏感。フェイスペインティングといっても、ほっぺたにワンポイントの絵をいれるだけかと思っていたら、顔中ペイントぬりたくって帰って来て、それを午後まで残しておいたため夜になったら顔がはれてきて別人のようになってしまった。まぶたははれあがり目が潰れたようになり、頬もふくれて、まるでおかめのお面。これは完全に直るのに丸三日もかかり、私はその間気が気ではなかった。しかもこの日は夕方から晴れたので公園に行って遊んでいたら、ま〜やはブランコから落ちて腕を痛めてしまった。大事にはいたらなかったものの、ちょっと心配だった。もっとも、今回の旅行ではパパがちょっとお腹をこわした以外は誰も病気もせず、本格的なケガもなかったので感謝だったが。

夜はみんなが寝静まったあと、次の日のパリ行きに備え私が一人でひたすらパッキング。パパはまた長距離を運転するため休息を取ったり、地図を見て道を確認したり。

6/10(月)

朝、早めに起き、荷物を車につめ、もういちどキャラバンを掃除してからキャンプ場を後にする。パリに向う途中でモン・サン・ミッシェルに寄った。モン・サン・ミッシェルというのは、干潟のなかにそびえ立つ大きな岩の上に立てられた聖堂で、なかなか素晴らしい場所だったが、説明の本を読んでちょっと驚いた。これはもともとは大天使ミカエルを崇拝するというカルト信仰から発したものだったらしい。そう思ったら、せっかくの見事な建造物もなんだかヤ〜な感じがしてしまった。ちなみに、現在のモン・サン・ミッシェルは聖堂としては用いられておらず、単なる観光地になっている。ここを昼過ぎに出発し、いよいよ一路パリへ。目指すはパリの東側の郊外のメゾン・ラフィッテという街にあるキャンプ場。お天気もよく、風光明媚な田舎を抜ける高速道路を気持ちよく走る。マニュアル車も、高速道路に入ってしまえばオートマチック車と変わらない。ぼぼるパパも好調。しかし目的地直前まで来て高速道路を降りたところで案の定道に迷い、思いっきり普通の住宅地の道をぐるぐる回ること約30分。道は狭いし、なんだかまるで日本の街のようだった。それでもようやく五時前には目的地に到着。メゾン・ラフィッテのキャンプ場は、パリ市内(凱旋門のあるシャルルドゴール・エトワール駅)まで電車(RER)で15分のところにあるので、レンタルしていた車はキャンプ場にチェックインした後にパパがドゴール空港まで返却しに行った。パパが留守の間、私は子供4人をつれてメゾン・ラフィッテの街の中心部にあるスーパーまでいって食料の買い出し。ここで『ババール』の柄の可愛い赤ちゃん用食器のセットを安く見つけたのでケンに買ってあげた。ババールって、フランスのキャラクターだったのね。

それから薬屋さんに入って、ま〜やの腫れた顔につける抗ヒスタミンの塗り薬でもないか探そうとしたのだが、かたことの英語を話す薬剤師さんはま〜やの顔を見て「She looks fine」などといって取り合ってくれなかった。ま〜やの顔があんなにしも膨れになって、目がつぶれそうに細くなっていても、アジア人だからそれが普通の顔だと思ったのかしら。失礼ね。

夜8時過ぎ頃、窓から退屈そうに外を覗いていたケンが、突然嬉しそうにケタケタと声をあげて笑い出したので何ごとかと思ったら、空港から戻ってきたパパが窓の外にニコニコ立っていた。窓の外も覗いてみるものだねぇ。パパを見つけてとっても嬉しかったケンスケでした。

6/11(火)

結婚記念日。でも二人ともすっかり忘れていて、まるっきり話題にのぼらなかった。(^^; 

パリ観光一日めはまず凱旋門の方に出て、記念撮影をしてからシャンゼリゼ通りを歩く。最初に観光案内局に入って、次の日に行く予定のディズニーランド・パリの1日パスポートを購入。その後は子供たちが喉が渇いたと騒いだので、マクドナルドに駆け込んだ。なぜパリにまで来ていきなりマクドナルドなんだか。(苦笑)軽く腹ごしらえして落ち着いたところで改めて歩き出す。はちこはブランド物には全く興味がないので、ヴィトンのお店を好奇心で覗いた以外はどこにも目もくれなかった。それより、広〜い歩道と、その歩道にまでテーブルと椅子を並べたいろんなカフェやレストランの方がよほど魅力的。ぼぼるパパはムール貝の専門店を見つけて目を輝かす。

シャンゼリゼ通りは思ったよりずーっと広々として、賑々しいのだけれど落ち着いた雰囲気だと思った。チュイルリー公園に出る手前のロンドのところまで歩いてから、次にエッフェル塔に行くためにバスに乗る。バスの路線図を一生懸命見ていたら「Are your all right with directions?」とイギリス人の紳士から声をかけられた。親切な人でどのバスに乗ってどこで降りたらいいとか、どこのレストランの眺めがいいとか、いろいろ教えてくれた。この紳士に教えられた通りのバスに乗り、シャン・ド・マー公園の前で降り、エッフェル塔を正面に見ながら公園を通り抜ける。塔のたもとには塔に昇るための長い列があった。子供たちが是非昇りたいというので列に並ぶ。エッフェル塔というのは、予想はしていたけれど、別にどうってことないただのタワーでしたね。夜だったらもっときれいだったのかも。塔の上からの眺めはもちろんよかったけれど。

タワーを降りると今度は来た時とは反対側のトロカデロ広場の方に向って歩き、そこからメトロに乗ってシャンゼリゼ通りまで戻る。そして先にパパが目をつけていたムール貝の専門店で早めの夕食。パパとま〜やはムール貝、エミとみんはカラマリ(イカ)のフライ、私はタルタルステーキ。食事の後、再び凱旋門の方に向って歩いていたら、「How odd!」と叫んで声をかけて来た人がいた。振り返ると昼間道を教えてくれたあのイギリス人紳士ではないか!昼間会った時とはかわってカジュアルな服装に着替えていて、これから奥さんと待ち合わせをして食事をするところだと言っていた。またいつかどこかで会うかもね、と笑って別れた。それにしても、初めての街で見ず知らずの人からあまり親切そうに声をかけられると、何か下心があるんじゃないか、詐欺にでもあうんじゃないか、とつい心のどこかで警戒してしまう自分がいて、ちょっと複雑な気持ちだった。私たちって、子供4人もぞろぞろ連れて、いかにも無防備なお上りさんっぽく見えただろうし。ま、何ごともなかったんだけれどもね。

凱旋門からまたRERという電車に乗ってキャンプ場まで戻る。次の日に備えて早めに休んだ。

6/12(水)

午前九時の開園時間に間に合うようにと早起きしてディズニーランドへ。ディズニーランドへはRERに乗って1時間5分。乗り換えもなし。電車を降りればそこがディズニーランドの真正面。実際に到着したのは9時半頃だったけれど、午後8時の閉園まで、たっぷり遊んだ。時間をなるべく有効に使うためにパパとま〜や、エミとみんとママとケンのふた手に別れ、午後二時まで別行動。ま〜やはやはりファンタジーランドで恐くない乗り物を中心に楽しみ、エミとみんはもうちょっと迫力のあるアトラクションにトライ。私は二人が乗り物に乗っている間は、ケンと一緒に各アトラクションの出口の前で待機。6月とはいえ、ヨーロッパの学校はまだ夏休み前だったせいか、わりとすいていて、どれもそれほど並ばずに済み、なかなか快適だった。一番長く並んだのは、お昼のカフェの列だったかな。私は一番遅く進む列に並んでしまい、なんと40分も待たされたので卒倒しそうになった。(笑)子供たちは本当に忍耐強く、泣き出したケンをあやしながらずっと待っていてくれた。いい子たちだ。ま〜やの方は、空飛ぶダンボに乗る列に並んでいるとき、柵に足を突っ込み抜けなくなって往生したのだそうだ。4年前に当時4歳だったみんがロサンゼルスのディズニーランドで全く同じことをしたので、私とパパは後から大笑い。

二時になったらパパたちと合流し、そこからは一緒に動いた。みんなでIt's a small worldやカリブの海賊に乗ったり、パレードを見たり。ケンはIt's a small worldが大そう気に入った様子で、夢中になって見入っては拍手したりしていた。カワイイ。6時くらいになったらカリブの海賊の奥にあるBlue Lagoonというレストランで食事。パパはここでも生ガキやはまぐりやエビなどの盛り合わせを注文し、シーフードに舌鼓をうっていた。食事の後は閉園時間までもう少しだけ乗り物に乗ったりお土産を買ったり。ケンにもミッキーの人形を買ってあげたのだが、彼はどうもミッキーを放り投げて遊ぶのが一番好きなようだ。

Disneyland Parisは今年で10周年だったそうだが、ロサンゼルスのディズニーランドにくらべると、随分格が下がる気がした。アトラクションの数も少なかったし、パレードも今いちだったし(子供たちは喜んでいたけど)。もちろん基本的には同じようなものなんだけどね。東京ディズニーランドはどんな感じなのでしょうね。

6/13(木)

最後の観光の日。少しゆっくりめに起きてから、電車でポンピドゥーセンター最寄りの駅まで行く。ポンピドゥーセンターには近代美術館があるのだ。ブラックが好きなぼぼるパパはどうしても行きたかったらしいし、この美術館はルーブルやオルセーよりkids-friendlyだとガイドブックにあったので行ってみた。

目的地に着くと、絵をみるより先にお腹がすいてしまったので(^^; まず一番上の階の展望台のあるレストランで食事。眺めは大変すばらしかったけれど、レストランがやけに高級そうで、子連れの私たちは動揺してしまった。メニューを見てもどれも高い! しかし、ぼぼるパパと必死に安そうなものを見つくろって、オムレツ、パスタ、クラブサンドイッチを注文して何とかリーズナブルなお値段に押さえた。レストランの落ち着いた雰囲気をぶちこわしにするような客だったにも関わらず、お店の人はプロ意識に徹しており、とても丁寧に対応してくれた。

私はなぜかサクレ・クール(モンマルトルの丘の上にある白亜の聖堂)に憧れていて、本当は行ってみたかったのだが今回は時間が足りないため予定には入れなかった。でもここの展望台から望遠鏡で見ることが出来、それだけでも嬉しかった。(^^)

食事の後はいよいよ美術館へ。絵は素晴らしかったが、どういうわけかケンスケが絶好調で叫ぶ、叫ぶ。いくらキッズフレンドリーとは行っても、わけもなく叫ぶ赤ちゃんはさすがに場違いで、結局あまりゆっくりはしなかった。

ポンピドゥーセンターからは歩いてシテ島まで行き、ノートルダム大聖堂へ。バギーもあるので中へは入らなかったけれど、外から見ただけでも感激だった。前庭ですわってジュースを飲んで休憩してからルーブル美術館の方角へ再び歩き出す。とは言っても、もう美術館に入るわけではなく、外側だけ見学。途中にあるサマリテーヌというデパートでお手洗いを使い、本屋さんでケンスケにババールの絵本を買った。おお、ところで書き忘れたが、実はぼぼるパパはフランス語もかなり堪能なのであった。いや、堪能というほどではないけれど、道を聞いたりレストランで注文するくらいは楽々出来る。相手の言うこともちゃんとわかる。私なんてまったくダメなので、今回の旅ではぼぼるパパの語学力が非常に頼もしかった。で、ババールの絵本も、パパがフランス語でケンスケに読んでくれるというので買ったのでした。

サマリテーヌを後にしてルーブルに向い、中庭をつっきって行く。有名なガラスのピラミッドの前で写真。そしてチュイルリー公園の方まで行ってから横の通りに出て、モンブランで有名だとかいう『アンジェリーナ』というカフェでお茶休憩。パリ滞在中に一回くらいはガイドブックに出ているようなお店に入ってみたかったのでした。モンブランは確かに美味しかったけど、でも日本のケーキ屋さんのモンブランの方がもっと美味しいんじゃないかなぁ。フランスのはちょっと甘過ぎました。日本のケーキがやっぱり世界一ですね。少なくとも日本人の口には。ところでこのカフェはすごくおしゃれではあったけれど、ざわざわと混雑していて、子連れでもそれほど肩身が狭いということはなかった。

この後はそろそろ夕食にしてもいい時間だったが、甘いものを食べてしまったので食事する気にはなれず。とりあえず近くにある和食のお店を覗いてみたものの、子供たちはすでにお腹が一杯だというので入らなかった。ではどうやって帰ろうか、と地下鉄の路線図を見ながらぼぼるパパと相談していたら、見知らぬ日本人のおばさんから声をかけられた。一人旅の最中だとかで、地下鉄の駅を探しておられたのだ。彼女曰く、何度聞いてもどうしてもわからなくて、それで日本人の私たちを見て助けを求めたのだとか。もちろん私たちも道はわからないのだが、一緒に地図を見て目的の駅を探し、途中まで彼女を連れていってあげた。私たちはその後、マドレーヌ教会の方までテクテク歩き、ぐるりと向きをかえてオペラ座の前まで出て、そこから最寄りのRERの駅を使ってキャンプ場まで戻った。RERの電車は、新しいのは二階建てだったりしてなかなか快適でした。メトロはスリが多いという話だったので、私たちみたいにボーッとしてるのは気をつけた方がいいと思っていたけれど、幸い被害にあうことはなかった。

いやいや、それにしてもよく歩きました。パリはメトロやバスが便利と聞いていたけれど、バギーがあるとメトロに乗るのはどうしてもおっくうになってしまい、結局ほとんど歩いて移動した。ケンブリッジで歩きならしていますからね。(笑)子供たち、とくに4歳のま〜やは本当によく頑張ってくれました。パリではまだお腹がすいていなかったけれど、メゾン・ラフィッテの駅まで戻るころにはお腹にゆとりが出来たので、駅の近くの中華料理店に入って軽い食事。

ところで、メゾン・ラフィッテの駅の駅員さんはとても親切だった。英語は苦手の様子だったけれど、それでもいろいろある切符の種類を英語まじりのフランス語で一生懸命説明してくれたり、とにかくニコニコして気持ちのいい女性だった。

6/14(金)

朝、山程の荷物を抱えて電車にのって凱旋門まで出る。エミがよく手伝ってくれたおかげで、沢山の荷物もなんとかさばくことが出来た。凱旋門の近くからはエール・フランスの空港行き高速バスが出ていて、それに乗れば45分くらいでドゴール空港まで行ける。バスに乗る前に近くのカフェでお手洗いを借りたら、アラブ系のお兄さんからいきなり英語で話しかけられた。「Japan is winning! Japan, good team!」なんのことかと思ったら、ワールドカップ。日本がチュニジアに勝っている様子を教えてくれたのだった。それにしてもなぜ私が日本人だとわかったのだろう?

空港からは10日前と逆の行路。飛行機でヒースローへ、そこからヒースローエキスプレス(電車)でパディントンまで出てそこからは地下鉄でキングスクロスまで。さらに電車を乗り換えてケンブリッジへ。荷物も多かったのに、よく頑張りました。パパとママが荷物を運び、エミがケンのバギーを押し、みんがま〜やの手をつなぎ、みんなでぞろぞろと。子供たちが協力してくれなければ、こういう旅行は出来ないものね。

そんなわけで、楽しい家族旅行でした。お祈りしてくださっていた皆さん、どうもありがとう!


ケンブリッジ日記に戻る

Some Graphics on this page by
Bisman's Web Graphics

4gzus@nakamurafamily.net